WooCommerceとShopifyはどうちがう?どちらがいいの?

オンラインショップ構築にあたり、Shopify(ショッピファイ)Magento(マジェント)WooCommerce(ウーコマース)か、この3択で迷われる方が多いと思います。

以前、ShopifyとMagentoについて書いたので、今回はWooCommerceがどんなものか説明したいと思います。ちなみに当社ではWooCommerceでのサイト構築は基本的に行っていません。というのもWooCommerceでのサイト構築にメリットが感じられないためです。

そもそもWooCommerceとは?というところから説明すると、webサイト構築システムであるWordPressのプラグイン(追加機能)として開発されたカートシステムです。WordPressでつくられたサイトにWooCommerceをインストールすることで、そのwebサイトをネットショップにすることができます。

また、WordPressとWooCommerceはどちらも無料で利用できるので、低コストでネットショップを構築することが可能です。すでにWordPressを使ってサイトを構築しているユーザーが、WooCommerceを使う傾向が最も高くなっています。

Magentoはカスタマイズ性が高く、大規模なビジネスサイトにも対応できることが大きな強みなので、中小規模のビジネスオーナがShopifyとWooCommerceの2択を検討する傾向が強いように思います。

ecommerce-platforms.comというサイトでかなり詳しく両者を比較した記事をみつけたので、こちらの記事から主要な点を抜粋して、ShopifyとWooCommerceを比較していくことでWooCommerceについて理解を深めていただければと思います。

参考:Shopify vs WooCommerce: Which One Is the Absolute Best? (May 2017)

◇デザイン性

WooCommerce対応のWordPressのテーマテンプレートが提供されています。WooCommerceに特化したオンラインストアテーマ、Storefrontを利用することも可能です。またそれとは別に、ThemeForestEnvato という会社が運営するWordPress のテーマ販売で有名なデジタルグッズのマーケットプレイスのようなところでもテーマテンプレートをみつけることができます。こちらがWooCommerceのテンプレートですWooCommerceはオープンソースなので、多くのデベロッパーがテンプレートを販売したり、フリーで提供したりしていて、Shopifyにくらべるとより多くの数のテンプレートをみつけることができます。

一方Shopifyのセールスポイントはクオリティの高さです。59以上のテンプレートが利用でき、そのうちの10は無料、しかもそれぞれのテンプレートがいくつかのバリエーションを提供しているので、100以上のデザインから選べることになります。しかもすべてがモバイルレスポンシブで、カラーを自由に選択でき、モダンでファッショナブル、クリーンな印象を与えるテーマばかりです。

◇ 価格

Shopifyの費用は明確ですが、WooCommerceの費用は一概に言えません。

WooCommerceは無料のオープンソースプラグインながら、オンラインストアとして運営していくためには追加費用が必要です。WordPressも無料ですが、ホスト利用料、テーマ、ドメイン・ネーム、追加機能、SSL認証などの費用が必要となります。

Shopifyは必要なものが全てパッケージ化されているので、登録したらすぐにオンラインビジネスを始めることが可能です。

こちらがかかる費用の目安となります。

WooCommerceのソフトウェアは無料であるにも関わらず、実際にオンラインショップを運営するためには、Shopifyと同程度かそれ以上の費用がかかります。それに加えて、SEOや支払い機能など、追加機能に対して別途費用が必要で、導入コストとしてはだいたい$49-79ほどとなります。

表向きは安価でも、セットアップしなくてはいけなかったり、追加機能の導入にも費用がかかるため予算を超えないようにするためにもどんな機能を追加するか検討する必要があります。そういった時間もお金に換算すると、結果的にはShopifyより安価とはいえなくなります。

ただここで忘れてはいけないのが、Shopifyは取引費用が課金されるという点。通常2%-3%の取引費用がかかります。

サインアップする前に、Shopify,WooCommerceそれぞれを利用した場合の概算を計算してから判断をするのがいいでしょう。

 

◇使いやすさ

オンラインショップを運営する前段階の設定に関しては、Shopifyに軍配があがります。なにせ、すべてがパッケージ化されているので、サインアップしたらすぐにショップを開くことができます。Shopifyは技術的な知識が乏しい人でも直感的に使えるように設計されています。しかしカスタマイズ性には限界があります。

一方、WooCommerceは自由にカスタマイズができるとはいえ、WordPressのプラグインなので、設定は複雑です。

開店後の運営のしやすさに関しては、どちらも大差はありません。

 

サポート面

技術的サポート面ではShopifyの方が優位です。Shopifyは24時間365日、Email、チャット、電話で問い合わせが可能で、高品質のカスタマーケアを提供していることで知られています。そしてそれとは別に、ヘルプセンター というページが提供されていて、よくある質問と解答をみることができます。

WooCommerceのサポートはそれほど単純ではありません。まず、WooCommerceはWordPressプラグインです。つまり、WordPressを通じてサポートを受けることになります。しかし、同時に、WooCommerce.comで無料のユーザーアカウントを作成し、そこでサポートを受けることもできます。また、WooCommerceについて書かれたブログが数多くあるので、解決策をみつけることは可能ですが、Shopifyのような手厚いサポートは提供されていません。

 

◇SEO

SEOの観点から比較すると、Shopifyの方がWooCommerceよりも優れているいえます。

興味深い例として、一人のEコマースエキスパートが彼のサイトをShopifyからWooCommerceに移したところトラフィックがかなり落ちたそうです。

こちらがアクセス数の変化です。

さらに、Shopifyはホスト型プラットフォームなので、巨大なインフラを基盤としており、素早くページを読み込みます。結果としてランキングが上位に上がりやすく、またコンバージョン率も上がりやすくなります。

WordPressは主にコンテンツをつくるプラットフォームで、SEO専門家の間では最も信頼できるプラットフォームの一つと認識されており、特定のキーワードでランキングに上位に常時されるようにコンテンツやメタ情報の追加、編集を簡単にすることができます。Yoast SEOのようなプラグインを使うことで、WordPressのページをかなり細かく設定してSEO最適化することも可能です。WooCommerceはWordPressがすでに提供している機能や、前述のYoast SEOのようなサードパーティのプラグイン、もしくはWooCommerce用に作られたものもあり、数としてはかなりの施策をみつけることができるのですが、どうしてもサイトスピードという点でShopifyが優位となります。スピードはホストによるからです。しかもShopifyであればそれほどSEO最適化を心配することもなく、スピードも常に良好に保つことができます。

 

■結論

結果として、これもまた、MagentoとShopifyの比較と同様に、どちらが優れているかはニーズによって異なるという結論となってしまいます。

ただ、Wordpressですでにサイトを運用していて、そこにカートシステムを追加導入したいというニーズを除けば、WooCommerceの強みはMagentoですべてカバーできる上、Magentoの方がセキュリテイ面、カスタマイズ性においても優れていると考えられるため、WooCommerceでのサイト構築は提供していないというのが当社としての結論となります。

どのプラットフォームを導入するべきかお悩みの方はこちらまでお気軽にお問い合わせください。

参考:Shopify vs WooCommerce: Which One Is the Absolute Best? (May 2017)

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